熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)

旧官幣大社
御祭神(主祭神)は、熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)、
熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)です。
※熊野速玉大神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、熊野夫須美大神は伊奘冉尊(いざなみのみこと)とされています。

第12代・景行天皇の御代に、神倉山(ゴトビキ岩)に「熊野三所権現(熊野速玉大神、熊野夫須美大神、
家津美御子大神)」が降臨したと伝えられ、その後「熊野速玉大神」と「熊野夫須美大神」を神倉山から
当地に遷座し現在に至ります。
神倉山に鎮座する神倉神社を「旧宮」、当社を「新宮」とも称します。

「日本書記」には、神武天皇は熊野に上陸した際、「神邑(かみむら)」から「天磐盾(あまのいわたて)」に
登ったと記されています。
「神邑」は当地「新宮」のこととされ、「天磐盾」は「ゴトビキ岩」であったと考えられています。

古来より熊野は、神仏習合のもと修験道の聖地とされ、また、平安時代後期には、阿弥陀信仰(浄土信仰)が強まり、
熊野の地は浄土と見なされます。
院政期には歴代の上皇の参詣が頻繁に行なわれ、上皇の度重なる参詣に伴い熊野街道が発展。街道沿いには
九十九王子と呼ばれる熊野権現の御子神が祀られました。


社殿に祭られる御祭神は下記。(<>内は神仏習合における本地仏)
◇上四社
 第一殿(結宮): 熊野夫須美大神(主祭神) <千手観音>
 第二殿(速玉宮): 熊野速玉大神(主祭神) <薬師如来>
 第三殿(証誠殿): 家津美御子大神・国常立尊 <阿弥陀如来>
 第四殿(若宮): 天照大神 <十一面観音>
◇中四社
 第五殿(禅児宮): 天忍穂耳尊 <地蔵菩薩>
 第六殿(聖宮): 瓊々杵尊 <龍樹菩薩>
 第七殿(児宮): 彦火火出見尊 <如意輪観音>
 第八殿(子守宮): 鵜葺草葺不合命 <聖観音>
◇下四社
 第九殿(一万宮・十万宮): 国狭槌尊・豊斟渟尊 <文殊菩薩・普賢菩薩>
 第十殿(勧請宮): 泥土煮尊 <釈迦如来>
 第十一殿(飛行宮): 大戸道尊 <不動明王>
 第十二殿(米持宮): 面足尊 <多聞天>

熊野速玉大社
和歌山県新宮市新宮1


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上三殿
向かって左より、第三殿(証誠殿)第四殿(若宮)、神倉宮
地図
麗しい佇まいの朱の神門
tel:0735-22-2533‎‎
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境内に掲げられた「熊野速玉大社参詣曼荼羅」
視線を左に移すと神倉山
熊野速玉大社参拝後は、神倉山中腹に鎮座する「神倉神社」へと赴く予定。
立ち並ぶ社殿
八社殿上の森
拝殿より望む鈴門
立ち並ぶ社殿を別角度から。
新宮神社側から境内を望む。
奥に神倉山。
八社殿の左に鎮座する、新宮神社(左)と熊野恵比寿神社(右)

八社殿
中四社・・・向かって左より、第五殿(禅児宮)、第六殿(聖宮)、第七殿(児宮)、第八殿(子守宮)
下四社・・・向かって左より、第九殿(一万宮・十万宮)、第十殿(勧請宮)、第十一殿(飛行宮)、第十二殿(米持宮)
第二殿(速玉宮)と上三殿の間に祀られた「奥御前」。
拝殿から右を向くと、上三殿と八社殿の鈴門が並ぶ。
中央に、第二殿・速玉宮(はやたまぐう)
御祭神は、主祭神:熊野速玉大神
第一殿・結宮(むすびのみや)
御祭神は、主祭神:熊野夫須美大神
拝殿の額と注連縄
拝殿正面。その奥に、第二殿・速玉宮(はやたまぐう)
拝殿
こんなにキラキラした拝殿、見たことがない。
拝殿の屋根上に見えるのは、第一殿(結宮)と第二殿(速玉宮)の千木。
社殿全景
度肝を抜かれる壮麗さ。素晴らしい。
神門から境内を望む。
正面に「上三殿」。
神門の手前・右手に祀られた熊野稲荷神社
神門の手前・左手にある大禮殿
参道と神門。左右に狛犬。
ご神木のナギ(天然記念物)
樹齢・約1000年とのこと
参道の右手には神宝館
開館は9:00~16:00。入館料500円
参道
朱と緑に彩られた美しい境内だ。
表参道の右手に祀られている
手力男神社(左)、八咫烏神社(右)。
大鳥居
熊野速玉大社の参道入り口。
朱と青と深緑が作る美しい光景。

熊野速玉大社は、新宮駅の西側約1km。後方は山、右方は熊野川という鎮座地。
参拝は2009年9月下旬。