賢者たちは言います。

今を生きろと。
今から逃げていることが、苦しみを生み出す原因になっているのだと。



私たちの「思考」というものは、問題を生じさせることが大好きです。
問題が生じていないと、「思考」は存在できなくなってしまうからです。


「思考」は、過去の辛い記憶を掘り起こし、
未来への不安を煽り、懸命に問題を生じさせようとします。


そんなときは、今の自分に戻ることです。
今この瞬間を生きることです。


もしお時間があれば、「今を感じるワーク」をぜひお試しください。


この「今の自分に戻る」という智恵の種について、
賢者たちは次のような表現を用い、私達にアドバイスを送っています。
  


苦しみの度合は、自分がどれくらい「いま、この瞬間」に、抵抗しているかに比例します。今この瞬間を嫌っているので、いつもそこから逃げようとしているからです」
「たくさんの人たちが、「いま、この瞬間」から逃れ、未来に目を向けようとする理由は、自分の痛みと向き合うことを何よりも怖がっているからです」
「いまにある、のが困難なときは、「いま」から抜け出したがる思考を観察することからはじめてください」
「なぜ抵抗するのか?理由は、思考は過去や未来という概念なしには機能できないから。思考は時間のない「いま、この瞬間」を脅威に感じている」
「どこにいるときでも、「沈黙」を聞くことが、てっとりばやく「いまにある」ようになるための方法です。たとえ雑音があっても、音と音のすきまに必ず「沈黙」が存在するはずです。「沈黙」を聞くと、思考活動もぴたりとやみます。内面が静止していなければ、外界の沈黙を感じることはできません」

「さとりを開くと人生はシンプルで楽になる」エックハルト・トール

「今と生きる。瞬間に意識を向けて洞察を得る。心のありかが手に取るようにわかる」

「余命一年…だとしたら」スティーブン・レヴァイン

「注意がそれて、「いま」以外の時間、「ここ」以外の場所にさまよいだしたら、すばやくパッと「いま、ここ」にもどるんだ」

「癒しの旅」ダン・ミルマン

「道のパワーにつながる人は、「今、ここ」にいる自分だけに心を集めている」「道をどうやってしることができるか。それは、「今、ここ」の中で、君全体の奥にあるものを感じることだ」

「老子(道:タオ)」加島祥造

「今のとき、今の自分が真実でないと思うから、仏の姿は自分にないときめてしまうのである。」

「正法眼蔵」道元:禅文化学院

「今に生きるための方法の1つは、人の言うことに耳を傾けること」

「今ここに生きる力」エリエール&カーン

「次の言葉を、力と確信をこめて声に出して言ってみてください。 『私は今、(自分が語る言葉によって)潜在意識の中に刻み込まれた真実でないもののすべてを打ち壊し粉々にします。それらは私自身の空虚な空想からきたものであり、もともと無というほこりの山に返ります。私は内なるキリストをとおして今、完璧なレコードを作ります。それは健康と富と愛と完全な自己表現のレコードです』」

「人生を豊かにする法則」フローレンス・S・シン

「あなたが過去を明け渡し、流し去った後、あなたは本当に現在を生きることができるのである。過去を流し去れば、あなたは現在、ただいまの夢を楽しむことができる」
「現在、ただいま起きていることを楽しめないのは、過去に生きているからであり、半分しか生きていないからである。それは、自己憐憫、苦悩、涙をもたらす」

「四つの約束」ドン・ミゲル・ルイス

「不将(おくらず) 不迎(むかえず) 応而(おうじて) 不蔵(ぞうぜず)」
「過ぎ去ったことをくよくよしない、これから起こりうることに思い悩まない、そのときに応じて懸命に努める、今日一日を大切に生きて、恨みや憎しみといった瞋恚(しんに)の感情を心にしまいこんでおかない、という意味です」

「人生生涯 小僧のこころ」塩沼亮潤

「いま、あなたが思うように、あなたが感じるように、そしてあなたのそのままで、毎日を、その一瞬一瞬を、大切にすごしましょう。」

「宇宙で唯一の自分を大切にする方法」山川亜希子

「不安を感じたときは、『お腹から』五回ないし十回深く呼吸をしてみるといいでしょう。そうすれば、脳内に酸素が行き渡り、すぐに気持ちが楽になります」

「『脳にいいこと』だけをやりなさい!」マーシー・シャイモフ

「コンプレックスは心的エネルギーを引き寄せ、自我のほうにそれが流れるのを妨げるものである。
治療者はそこで、この人と話合いをつづけ、マザー・コンプレックスによって流れを止められている心的エネルギーを、自我のほうにもどすように努力する。これが取りもなおさず、心理療法なのである」

「無意識の構造」河合隼雄

「こんな私は私じゃないと思うなら、それは高望みしすぎている証拠です。そこにいま見たものは、自分自身のいまが現れている姿なのです。それは自分がつくりだしたものです。
そこからは逃げることなく、否定も肯定もせず、あるがままを見つめ、受け入れるのがよいのです。自分の心から生まれたひとつの自分の状況であり、そうしてバランスをとっている姿なのです」

「『いまに生きる』という状態を自覚するには、瞬間、瞬間を生きればよいわけですが、それを実践することは、容易ではありません。いまを生きるには、過去を片付けなければなりませんし、未来への思い、取り越し苦労なども、全部取り除いていかなくてはなりません」

「ヒマラヤ聖者の超シンプルなさとり方」ヨグマタ相川圭子

「生きている限りは、今を観て、今を忘れず、今から逃げない事が最も大事です」

「内在神と共に」伊勢白山道

「この場で、今というこの瞬間に生きること、自我欲に囚われずに自発的に行動すること、ありのままの状態を受けとめること、一瞬、一瞬の美を感じること・・・これらはすべてサトヴィックです。
今この瞬間を生きるということは、今、あるがままの状態に満足し、この瞬間がもたらす、すべての贈り物に対して感謝の気持ちを感じることができることです」

「宇宙に融けこむエコ・ハートフルな生き方」サティシュ・クマール

「理解すべき最も重要なポイントは『人生はどこへも向かっていない』ということです。
まさに『いま』幸せであるかどうか・・・それが唯一のチェックポイントです。
『いま』幸せを感じないで、いつ感じるというのですか」
「秘訣は、考えないこと。考えないで、ただ幸せを感じようとすることです」

「さとりの授業」阿部敏郎

「経験を直接統制すること、我々の行為の一瞬一瞬から楽しさを引き出すこと、それだけが幸福を実現する際の障害を制圧する。」

「今していることへの集中
フロー体験を構成する要素のうち、最も数多く挙げられるものの一つは、フローの継続中は生活の中で不快なことのすべてを忘れることができるということである。
現在行っていることに無関係な情報が意識の中に入る余地を残さない。
通常の日常生活の中では、我々は望まないのに意識に侵入してくる考えごとや心配ごとの餌食になっている。」

「さまざまな状況下で楽しむことができる者は、刺激を選別し、自分が当面関わりをもつと決めたことだけに焦点を合わせる能力をもっている。」

「フロー体験・喜びの現象学」M.チクセントミハイ


≪関連する智恵≫
しくみと法則 「『今、ここ』こそ創造の場、気づきの場」
ワーク 「今を感じるワーク」 「瞑想のワーク」 「苦しみを克服するワーク」


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