循環の構造

循環の構造

世界を成り立たせている基本的なしくみに
「循環の構造」というものがあります。

一つの物事は、その性質を変え、または異なる側面を見せ、
変転して終わりのない循環を繰り返しています。



世界を成り立たせている2つの側面、フローの側面とストックの側面も
相互に影響しあう循環の構造をもっています。
それは流れと蓄積の循環であり、変化と安定の循環です。
(※「世界の2つの側面」参照)


また、変化の世界である「フローの側面」においては、
『陽』と『陰』の間での循環が生じています。
陽から陰へと移りゆく流れ、そして陰から陽へと移りゆく流れです。

「秩序と混乱の循環」

「拡張と収縮の循環」

「拡散と集合の循環」

「成長と衰退の循環」

「創造と破壊の循環」

「吉と凶の循環」

「昼と夜の循環」
など。


『陽』「外へ向かって広がる」性質を持ち、
『陰』「内に向かって閉じる」性質を持ちます。


「フローの側面」において、どちから片方の特性のみが
現れ続けるということはありません。

陽はどこかで陰に転じ、陰はどこかで陽に転じます。

そうやって常に「変化」というものが生じることになり、
ストックの側面に対し新しい情報を伝える役目を担います。



このような「循環の構造」というしくみについて、
賢者たちは以下のような表現を用い説明を試みています。



「物極まれば、すなわち変ず。陽極まれば陰に変じ、陰極まれば陽に変ず」

易経

「天と地の対立と統一、これが宇宙構成の根本原理である」

万物の実体はエネルギーですから、宇宙に存在するすべてのものに循環の法則があてはまります。日の出と日の入り、月の満ち欠け、潮の満ち引き、四季もすべて、この法則を反映しています」

「吉凶悔吝の流れ。吉は事の成就、凶は失敗。悔は現状を憂慮して吉に向かうもの。吝は現状に甘んじて凶に向かおうとするもの」

「易経」丸山松幸訳

「色即是空 空即是色」

般若心経

「万物は流転する」

ヘロドトス

「すべてはひとつであり、一方から他方へと変転して終わりのない循環を繰り返している」
「この宇宙に存在するすべてには陽(プラス)と陰(マイナス)があって、循環や円を完成させています」

「はじめて読む般若心経」大栗道榮

「カオスから陰と陽が生じた、そしてこの2つからこの世のすべてのものが生まれた」

「老子」加島祥造

「1つひとつの生き物の基本的な営みは、拡張することと収縮すること」

「なまけ者のさとり方」タデウス・ゴラス

「宇宙に存在するすべてのものに、循環の法則があてはまります」

「片方に大きく揺れた(心の)振り子は、必ず反対方向に揺れも戻す」
「この世では、さまざまな種類のエネルギーが、固有の周波数で振動しています。エネルギーは川のように高いところから低いところに流れつつ、私達の呼吸のように膨張と収縮を繰り返しています」


「魂の目的」ダン・ミルマン

「この宇宙に存在するすべてには、陽と陰があって、循環や円を完成させています」

「マスターの教え」ジョン・マクドナルド

「相対存在は、相互に影響しあっている」

「相対存在は、絶対存在の影響を受けている」

マハリシ・マヘッシ・ヨーギ

「日々更新という宇宙の真理」

中村天風

「弁証法の5つの法則
@螺旋的プロセスによる発展の法則
A「否定の否定」による発展の法則・・・現在の動きは、必ず将来、反転する。(世の中がある方向に変化していくと、その極点において、反対方向に向かいはじめる)
B「量から質の転化」による発展の法則・・・量が一定水準を超えると、質が劇的に変化する。
C「対立物の相互浸透」による発展の法則
D「矛盾の止揚」による発展の法則・・・「矛盾」とは、世界の発展の原動力である。

「未来を予見する5つの法則」田坂広志

「いま「有る」存在はみな、「無い」なかに戻っていく。そしてそれはふたたび「有」の存在の方へ「名のある領域」へ反転していく」

「神との対話」ウォルシュ

「心的エネルギーは、心の中をたえず流動している。自我は心の内部にある心的エネルギーを適当に消費し、それは睡眠中や休憩中に補給される。心的エネルギーが無意識から意識へと向かうときをエネルギーの進行、逆に意識より無意識へ向かうときを退行と呼んでいる。エネルギーの進行と退行とは一日のうちに適当に繰り返されている。」

「無意識の構造」河合隼雄

「全く無の世界から有の世界が生まれる。それが大宇宙である」
「見える世界から多次元に消えたり、出てきたりするということを認めない限り理解できない。それが宇宙なのだ」
「思いというのは心が育つ状況であるし、心というのが思いの基礎ともいえる相関関係を表している」

「『大いなる光』から人類へ」
樋口雄三・アマノコトネ

「あるところでは自己は注意を方向づけるといい、他のところでは注意は自己を規定するという。
意識は厳密な線形の体系ではなく、循環的因果関係をもつ体系である。注意は自己を形づくり、次に自己によって形づけられる。」

「フロー体験・喜びの現象学」M.チクセントミハイ


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