フラクタル

相互作用
私たちが生きているこの世界は、
相互作用で成り立っている世界。

※相互作用とは、
@お互いに働きかけること、
A二個または二個以上の物事・現象が相互に作用しあって原因となり結果となること、
B物理系の構成要素が互いに影響しあうこと。影響によって生じたエネルギーの変化、
C生物群集や個体群の間にみられる相互関係。共生的・敵対的・中立的な関係に大別。
(植物が動物のすみかとなる関係、捕食者・被捕食者関係などがこの例)
であると「広辞苑」では紹介されています。


エネルギーを及ぼし合うことでバランスを保ち、変化を生みだし、
秩序と無秩序をつくりだす。
そうやって世界の構造はつくられています。


それは眼に見える物理的側面・生物的側面でもそうですし、
眼に見えない側面、たとえば人間の心理面においても
そのような影響が表れているものと考えられます。


この「相互作用」という世界のしくみについて
賢者たちは次のような表現を用い、説明を試みています。



「運動の法則
@第一法則:静止または一様な直線運動をする物体は、力が作用しない限り、その状態を持続する。(慣性の法則)
A第二法則:物体の運動量の変化は、これに働く力の向きに起こり、その力の大きさに比例する。(ニュートンの運動方程式)
B第三法則:二つの物体が互いに力を及ぼし合う時には、これらの力は常に大きさが等しく、向きが反対である。(作用反作用の法則)」

運動の法則(広辞苑より)

「熱力学の法則
@第一法則:系の内部エネルギーの増加量は、外から加えられた仕事量と熱量の和に等しい。熱量まで含めたエネルギー保存の法則。
A第二法則:低温から高温へ熱を移し、他に何の変化も残さないようにしておくことはできない。(他の表現方法もあるが、エントロピー増大の原理を述べたもの)」

熱力学の法則(広辞苑より)

「熱力学の法則は『宇宙の総エネルギーは一定』であり、『宇宙のエントロピーは絶えず増している』ことを明らかにしている。つまり、自然界は不可逆的に、常に無秩序、乱雑な状態へ移行する、というのである。簡潔にいえば『自然界は秩序から無秩序へ』である」

「生命体(生物)の生長過程は、無秩序状態にある原子、分子が『自発的に』高度の秩序状態を形成していく過程である」

「生命とは、外界から物質やエネルギーを摂取したり放出したりして、成長、自己複製(増殖)する性質を持つものである」
「こわくない物理学」志村史夫

「生命とは動的平衡(dynamic equilibrium)にある流れである」
「生物を構成する分子は日々入れ替わっている」

「生物と無生物のあいだ」福岡伸一

「この宇宙に存在するすべてのものは、互いにかかわり合い、影響を及ぼし合っています」

「『成功』+『幸せ』を手に入れる21の原則」アーノルド・パテント

「相互依存のパラダイム・・・Win−Winを考える、理解してから理解される、相乗効果を発揮する」
「人間関係において相乗効果を発揮する鍵は、自分の中で相乗効果を発揮することだ」
「自然界のすべてが相乗効果的である」
「相違点を尊ぶ」

「7つの習慣」スティーブン・R・コヴィー

「生態系は、非生物的な環境と、植物、動物、微生物の群集とが機能的な単位として相互作用している動的な複合体である」

「人間は生態系の一部を成すものであり、また、直接的および間接的に生態系における変化を促進する・・・。同時に生態系には関係しない社会的・経済的および文化的因子が人間の条件を変化さえ、多数の自然の力が生態系に変化を与える」

「生態系の変化は、必然的にその生態系の中の種に対して影響を及ぼし、種の変化は生態系プロセスに影響を与える」

「生態系サービスと人類の将来」MEA編

「ナチュラル・キャピタリズム(自然資本主義)とは、人工的な資本を使用した生産と、自然資本の維持・供給のあいだに重要な相互依存関係があることを認めた考え方である」

「自然資本はそれだけが単独に、奇跡的に生じたものではない。何千もの種が複雑にかかわり合うなかでつくり上げられた、地道な活動の産物である」

「自然資本の経済」E.ロビンス、H.ロビンス、P.ホーケン

「カオスから陰と陽が生じた。そしてこの2つからこの世のすべてのものが生まれた。この2つが中心で融けあうところに、大きな調和とバランスがある」
「この宇宙は、拡張と収縮の数限りない組み合わせと、あらゆる振動数で振動している無数の個体が作り出している、壮大な調和そのもの」

「老子(道:タオ)」加島祥造

「天は上にあって能動的、地は下にあって受動的。両者は対立するが、対立を通して統一されている。天と地の対立と統一、これが宇宙構成の根本原理である」
「必ず対になるものがあり、2つのものは相互に作用しあう関係において存在する」

「易経」丸山松幸(訳)

「私達の身体、知性、感情はもちろん、宇宙、生物、人間関係などさまざまなレベルでも、2つの相対する要素が拮抗し、どちらかが多すぎるということがないよう、それぞれにバランスを保って機能している」

「魂の目的」ダン・ミルマン

「わたしたちは相互作用するエネルギーの一部だからだ」

「宇宙のマニュアル」グレッグ・ブレイデン

「この人の疲れやすさ、仕事に対する興味の減退などは、彼の心的エネルギーが低下しているためのように思われる。しかし、ここで「エネルギー保存の法則」を思い出すと、一見失われたかに見えるエネルギーは、どこかに存在しているのではないかと考えられる。つまり、自我の使用しうるエネルギーは低下しているが、それは無意識領域のどこかに貯留されているのではないか、と考えてみるのである。」

「物理学において、この法則は、ある閉じられたシステム内において、エネルギーはその性質を変えても、その量は一定不変であることを意味している。
『心』がいったい、『閉じられたシステム』であるかが大きい問題となてくる。
われわれとしては、この法則に固執はできないが、心をある程度閉じられたシステムとして考えてみると便利なことが多い」

「無意識の構造」河合隼雄

「生きることはエネルギーの交換です。
与え、受け取るやりとりがそこにつねにあるのです」

「正反対の力関係によって、バランスというのはうまく保たれているものなのです」

「ヒマラヤ聖者の超シンプルなさとり方」ヨグマタ相川圭子

「物質と精神はコインの表と裏にあたります。測るものが物質で、感じるものが精神です。物質は量を表し、精神は質のことです。精神は物質を通じて現れ、物質は精神によって命が吹きこまれます。精神と物質に意味をもたらし、精神を目に見える形にするのが物質です」

「宇宙のプロセスは、互いに生命を支えあうシステムの中に組みこまれています」

「つながりを取りもどす時代へ」より・サティシュ・クマール

「物質と精神(霊性・魂・スピリット)は、同じコインの表と裏なのです。私たちが測ることができるのが物質であり、感じることができるのがスピリットです。物質は量を、スピリットは質を表現しているのです。すなわち、「魂は物質を介して自らを表現し、物質は魂を具現化する」と、いうことです」

「生きとし生けるものすべてが、相互依存の関係にあるからです。存在するということは、皆が同じ生命の呼吸を分かち合う、目に見えない仲立ちを通じてすべてが関連し合う『生命(ウェブ)』なのです」

「宇宙に融けこむエコ・ハートフルな生き方」サティシュ・クマール

「存在することは、相互存在することです。あなたは自分ひとりだけでは存在できません。あなたもほかのすべてと相互依存しているのです」

ティクナット・ハン「宇宙に融けこむエコ・ハートフルな生き方」より



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