
目標の設定というものは、自動車のナビゲーションシステムに目的地を入力することに 似ています。 誤った入力をすれば、自分が望んでいない場所に到着してしまうでしょうし、 しっかり入力が行われていなければ、途中で道に迷ってしまうことでしょう。 また、人間には偉大な「創造の力」というものが宿っています。 (※「焦点があたるものを創造する」参照) この創造の力は、入力された目的地に向かうルートを検索し、そのルートに沿って自動車を 走らせようとする力です。 この力をいかに有効に働かせるかも、目標設定の大切なポイントになってきます。 以下、目標設定にあたって留意点をいくつかご紹介いたします。 |
◆設定する目標は、漠然としたものではなく、ゴールが鮮明にイメージできるような 具体的なものであること。 カーナビの例で言えば、目的地をしっかり点で特定せよということです。 目的地があいまいであれば入力そのものができませんし、入力ができなければ ルート検索も、ルートに沿って車を走らせようとする力も起動しません。 仮に大まかなエリアでの入力に成功したとしても、目的地に近づくにつれ、道に迷ってしまう ことでしょう。 目標は具体的に、達成された状態をリアルに想像できるように、が原則です。 |
◆設定する目標は、同時に達成することができない複数の目標を作らないこと。 カーナビの例で言えば、それは目的地を1度に2地点入力するようなものです。 次にいく目的地は、1つだけしか入力ができません。 もし仮に入力できたとしても、まずどちらに向かって自動車を進めればよいか混乱を 生じさせることになります。 また重要なのは、1度インプットしてまだ到達できていない目的地情報は、それをキャンセル しない限り残ったままでいる、ということです。 設定した目標を途中であきらめ、別の目標に切り替える場合、前の目標を1度キャンセルして ください。それを目標にしないことをしっかりと宣言することです。けじめをつけることです。 そうしないと、新しい目標を設定しても、目的地を複数設定したときと同じ状態となり、 自動車は身動きがとれない状態になってしまいます。 |
◆設定する目標は、肯定的な言葉を使用すること。 カーナビに入力すべき情報は「○○に行く」です。 「○○に行かない」「○○ではないところ」とは入力ができません。 仮にできたとしても、自動車はどこへ走り出してよいかわからなくなってしまいます。 |
◆設定する目標は、自分の中の「生きていくための原則(価値軸)」と合致するもの であること。 (※賢く生きる智恵の種の「自分の中に原則を持つ」参照) カーナビに目的地をしっかり入力することができたとしても、その目的地が本当に自分が 行きたいところなのかがはっきりしなければ、途中で迷いが生じます。 それは、「私は北へ向かう」という価値軸を持っているのに、入力した目的地が南に位置する 場所ならば、きっと道中でジレンマに陥ることでしょう。 そしてもしも、それでも南の目的地を目指そうとするならば、自分が抱いている価値軸を 思い出すたびに心に蓋をしなければならなくなるでしょう。それは苦しみを生む原因になる ものです。 |
◆設定する目標は、夢がもてるものであること。 どうせ目的地を入力するのなら、ワクワクできるところにしませんか、ということです。 「北へ向かう」という価値軸を持っているのなら、途中に設定する目的地は、「ここから 数十キロ北にある何の特徴もない交差点」ではなく、「北に位置する緑豊かな公園」で あったり、「子供のころから1度行ってみたかった場所であったり」そんなところに設定して みましょうということです。 |
以上、目標設定の際の留意点を5点ほど列挙してみました。 本当は他にもたくさんの留意点があるのですが、あまり多すぎると混乱が生じるだけです。 もし留意点を見つけたかったら、私がやったようにカーナビや自動車の運転をイメージして みるとよいかも知れません。 |